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「最近肩が痛い…五十肩かな?」自己判断はNG
皆さんの中には五十肩で悩まれている方も多いのではないでしょうか?
肩が痛みで動かせない・上げられない等、日常に支障をきたすこともあると思います。
でもちょっと待ってください!それって本当に五十肩ですか??
そもそも四・五十肩ってどんなものでしょうか?
四・五十肩というものは本来の名前ではなく、専門的には「肩関節周囲炎」と言います。
肩が上がらなかったり痛くて動かしにくくなったりという症状が出るのですが、実は似た症状を出す別の疾患もあります。
腱板損傷、石灰沈着性腱板炎、インピンジメント症候群…etc.
これら肩関節周囲炎以外の疾患はレントゲンやMRI、診察などによって診断されていくわけですが、肩関節周囲炎以外の疾患に当てはまらない場合、初めて
「肩関節周囲炎」と言われるわけです。
さて、悩まれているあなた!その肩、しっかり検査しましたか?
昔あった例を紹介しましょう。
70代女性 肩の痛みで来院。 手をバンザイする様に動かすと強い痛み。
本人は「五十肩になっちゃったみたい~でも私70代だから若返ったって事よね!」なんて冗談も言っておりましたが、様々な検査をしたうえで「腱板損傷」の疑いがあり整形外科で検査をしてもらうことに。
そして最終的に手術を受けることになったのでした。
自分で「五十肩」と思っているだけで全く別物であることもあります。
逆に五十肩と思っていたら筋肉のバランスを崩していただけで、少しの施術で元通り動くようになる方もいます。
自分で判断せず、まずは専門家に相談するのが症状改善の近道ですね!
鬱と首・肩こり
新型コロナウイルスによる外出の制限・物価の高騰・不景気、昨年は暗い話題が絶えませんでした。今年は明るい話題で埋め尽くされてほしいものですね!
さて、ただでさえ暗い話題も多い中、日本国民は働きすぎなどでもともとお疲れ気味。
メンタルに支障をきたしている人も多いのではないでしょうか?
現代人は常に大きなストレスにさらされているわけですが、そうなってくると必ず出てくる問題【うつ病】
今日は「うつ病」と「首こり」の関係について書いていきます。
「心の問題と首に何の関係があるのよ!」
とおもったそこのあなた!残念ながら首こりからうつ病の症状が出る場合も結構多いんですよ!
~自律神経~
「首」と「うつ病」の説明の前に知っておかなくてはいけないものがあります。それが
自律神経
めちゃくちゃザックリ言うと、字の通り自動で体の機能を調節してくれている神経です。
その神経は「交感神経」と「副交感神経」に分けられ、それぞれが反対の作用をして体を調節しております。
交感神経は「戦うための神経」
副交感神経は「リラックスするときの神経」
とザックリ思っておいてください
~自律神経と歪みと「抑うつ気分」~
この自律神経は背骨から枝分かれして全身の様々な場所に分布しています。
しかし、その背骨の間が歪み狭くなると神経が圧迫されて流れが悪くなり、うまく機能しなくなってきます。
首の骨が歪むと自律神経がうまく機能せず、首・肩の痛みや重さ、めまい、頭痛、吐き気、全身倦怠感が出てくることがあります。
が、実はその他に
「やる気が出ない」「気分が落ち込む」「憂鬱」
などの症状を出すことがあります。いわゆる
「抑うつ気分」
というやつです。
そして「抑うつ気分」が重症化して「うつ病」になるわけです。
つまり、首の歪みからのせいで「うつ病」と診断される事もあるという事です。
現代人は自律神経のバランスを崩している人が多く、原因がストレスであることも多いと思います。
しかし、本当にストレスだけが原因でしょうか?
パソコン・スマートフォン・タブレットの普及により首を歪ませる人も多くなりました。
新型コロナウイルスのせいで自宅でネットフリックスを観まくるなんて人も増えたのではないでしょうか?
それだって首を歪ませる要因になります。
もし「抑うつ気分」が続いていたら、首に負担をかける生活をしていないか自身で思い返してみると良いかもしれません。
そして
心の問題だと思っていたあなた!実は首の骨の問題かもしれませんよ!首の問題を解決すればその「抑うつ気分」なんとかなるかもですよ!
※すべての「うつ病」が首の問題というわけではありません。「抑うつ気分」の場合、まず専門医にご相談ください。
まさか脳梗塞だったとは…。閃輝暗点・頭痛・脳梗塞
もうすぐ年が明けますね!
今年もコロナも含めて様々なことが起きました。来年は良い年になると良いですね!
さて、この時期は寒さも厳しいですが、この時期は脳梗塞も多いって知ってますか?
実はわたくしもこの時期に脳梗塞をしたうちの一人でございます。
今日はそんな私の体験談を書こうと思います。
皆様の中でふいに視界の周辺からキラキラギザギザと光のようなもの(灰色じゃないテレビの砂嵐みたいな感じ)が現れてジワジワと視界が狭くなる症状を経験したことがある方はいらっしゃるでしょうか?そして、それが収まった後に頭痛が起こるなんて経験をしたことはないでしょうか?
閃輝暗点(せんきあんてん)
この症状はこう呼ばれています。
私がこの症状を初めて感じたのは小学校3年生くらいだったかと思います。ふいに訪れて視野が狭まるので、国語の授業で教科書を読まされる時なんて次の文字が見えなくてうまく読めず、先生に叱られたこともあります。
ひどいときは視野がほとんどキラキラで埋まり、歩くのも大変だったこともありました。
私の場合、閃輝暗転が出る前触れとして必ず起こることがあります。それは、
面と向かって話している相手の片目が認識できなくなる
という事です。
↑こんな見え方
黒く欠けてしまうとかではなく、認識できなくなるという感じです。
片目をつぶると盲点の部分が見えない状態と似ています。
その後ジワジワと視界が狭まり、時間がたつと収まって頭痛が出始めるという感じでした。
幸い頭痛はそんなに酷くなく、閃輝暗転も1~2年に1回くらいと激しく出ていたわけではないのでそのまま過ごしていたわけです。
そんなある日の事。仕事場で例の前兆が現れます。当時働いていた院で受付をしてくれていた方と話をしていると、その受付さんの右目が認識できなくなりました。
「またいつものか~」
と、その時にはその程度しか考えていませんでした。
しかしいつもと違うことが起こります。
症状が収まらない。そして、キラキラした光が出てこない。
いつもであればキラキラギザギザした光で視野が狭まっていくはずですが、その日はそれが出てこず、いつまでたっても話相手の顔の片目部分が認識できないだけ。しかも30分たっても1時間たっても症状に変化なし。
ここで早めに病院に行くべきでしたが、私はいつもの閃輝暗転なはずと思い、様子を見てしまったのです。
しばらくしても症状が収まらず、仕事を早退し念のため脳外科でチェックしてもらうことに。
ちなみにここで眼科ではなく脳外に行ったのは、両目ともに同じ症状を出していたため目の異常ではなく脳の方からだと判断しているためです。
脳外にて検査し「脳梗塞です」と言われたのでした。
脳は一度ダメージを受けると元に戻りません。私は一生見えずらい状態になったのでした。
脳梗塞が起こったときは、その箇所で腫れたりなど様々なことがあったのでしょう。最近では脳梗塞直後よりも認識はできていると思います。
↑最近はこんな見え方
皆さんも「いつもの事か」と油断していると別の事が隠れている場合もあります。
自分の体のサインには敏感になりましょう!!